父(79歳)・母(76歳)・夫・私の4人で長崎旅行をした際の記録です。
オランダ村の頃からずっと気になる存在のハウステンボス。
両親もテレビ番組やCMを見るたびに良い所だな~と思っていたそうで、ならば「なんにもしていなかった金婚式のお祝いにつれて行っちゃる!」と、あいなりました。
さらに植物好きの両親は、長崎市内のグラバー園もやはりテレビで見るたびに気になっていたらしく、ハウステンボスとあわせて「佐世保・長崎 1泊2日旅行」の旅行です。
※旅行内容は2016年のものです。
旅日記
1日目/ハウステンボス
中部国際空港から飛行機で長崎へ
長崎空港からハウステンボスまでは、直通バスや船が便利とのこと。でも高確率で酔うからバスは大嫌い(私が)。
だからJRで電車移動なのだ。
まず空港からタクシーで大村駅へ。大村駅からは快速シーサイドライナーでハウステンボス駅へ向かいます。
すっごく古い車両で、灰皿の取り外した跡があった。なつかし~。
家族4人で向かい合った席に座っての電車移動は、遠足っぽくてちょっとワクワクしました。
ハウステンボス到着
ハウステンボス駅小さな駅だけど「とうとう来たな」って感じ。駅からハウステンボス入口までの通路を歩くことでじわじわテンションが上がります。
ゲート近くのコインロッカーに荷物を預け、まずは腹ごしらえ
カナルクルーズで町並みを楽しみながら、シンボルタワー「ドムトールン」を目指します
船を降りてすぐのところにあるレストラン「ロード・レーウ」で佐世保名物のレモンステーキを食べました。
食べかけ~
昼食の後はドムトールンに上って、ハウステンボス内を上から眺める。夜に上るとライトアップがきれいだろうな。
アートガーデン
季節ごとに入れ替わるハウステンボスのお花ですが、この時期は園内どこも一面バラだらけ。
入れ替わりの直前という時期でしたが、種類によってはまだまだ満開のバラもあり、すっごくきれいでした。
植物好きの両親がじっくり見て歩くのでなかなか進みません。
「楽しんでるとこ悪いけど、まだ見るとこいっぱいあるから行くよ~」と急かして、フラワーロードに向かいます。
ハウステンボスと言えばココよね。ハウステンボスに来たって実感する場所です。
両親も「いい所やなぁ」と、ベンチに座ってまったり。動かなくなってしまったよ。
ハウステンボスの紹介で必ず見る風景だし、視界が広くてとっても気持ちのいい場所でした。
アトラクションタウンに移動
写真は大量になってしまうので端折る。
- 「トリックアート」で写真撮りまくったり(空いてたから撮り放題)
- 氷でできた「アイスカフェ」でアイスコーヒーを飲んだり(寒いってだけで超楽しかった)
- 実物大「パトレイバー」がいたり
- 鏡を使った不思議空間「ISラビリンス」では目の悪い父がヘロヘロになったり
- 大量の水が流れるアトラクションがあったり
- なんか怖い系のやつは夫が一人で入ってった
- などなど
と、他にもたくさん。老人の旅行では経験しないようなお遊びに、両親もテンション上がってすごく楽しんでました。
アムステルダムシティに移動
ちょっとしたライブも楽しんだ。
ごみ箱もかわいらしい。
ハーバータウンからパレスハウステンボスへ
伊万里焼のミュージアム「ポルセレインミュージアム」がすごく見ごたえがあった。
さらっと見るつもりが、結構じっくり楽しめました。どんな窯で焼いたのか、巨大な壺が気になる。
夕食は長崎卓袱会席
ホテルヨーロッパ内にある日本料理「吉翠亭」で「長崎卓袱会席」をいただきました。
長崎の伝統料理や食事スタイルを取り入れた日本料理。見た目も良いけど、味も全部美味しかったなぁ~。
個室を予約してあったので、和室で疲れた足をのばしてのんびり過ごせました。
それに料理を運んでくれた仲居さんが、「感じが良くて、若くて、気が利いて、なにしろかわいい」というね。良い時間でした。
夜も楽しい
食後はすっかり暗くなったので、ライトアップされたパーク内を散策。
両親は初めてのプロジェクションマッピングに感動してました。
時間たっぷり楽しんで大満足。ホテルに向かいます。
でも、お客が少なかったせいか、カートタクシーも閉園近くになると全然いない。疲れているのに無駄に歩く羽目になりました。しんどかった。
宿泊は「変なホテル」
新しいからすごくきれいでした。
ベットの間に鎮座するハウステンボスのキャラクター「ちゅーりー」のロボット。
楽しみにしていたんだけど、設定時間がズレててね。明日の天気を聞いたら2日前の天気を教えてくれたよ。( ;∀;)
両親の部屋のちゅーりーちゃんはちゃんとしてたので、爺さん婆さんのふたりは楽しんでた。なら良い。
ロボットが受付するフロントは、いまいちわかりにくかったけど、いずれはどこのホテルも無人化されていくのかな~と思いました。きっとだんだん洗練されていくんだろうね。
2日目/長崎市内観光
夫がお腹の調子がよろしくないということで出発を遅らせ、ハウステンボス駅からシーサイドライナーに乗り1時間15分。長崎駅に着いたのはお昼前でした。
駅のコインロッカーに荷物を預け、コンビニでビニール傘を買い(長崎は今日も雨でした~)タクシーで四海楼さんへ。
中華料理『四海楼』でお昼ごはん
ちゃんぽん・皿うどん発祥の店という四海楼さん。20分くらい待ちました。
たのんだのはもちろん「ちゃんぽん」と「皿うどん」。発祥の店ですもんね。
あとは「ハトシ」とやらを追加で。えびのすり身を食パンで挟んで油で揚げた、長崎の郷土料理です。
ちゃんぽんが運ばれてきた途端の、なんて良いにおい!!。干しエビの出汁の匂いかな。ほんといいにおい。
名古屋ではチェーン店くらいしか食べられない(知らない)のでね。全然違うんだもん。めちゃくちゃおいしかった。
皿うどんもハトシもおいしかったけれど、四海楼さんのちゃんぽんは思い出に残る味でした。
長崎孔子廟
食後は、なんとなく見てみたかった長崎孔子廟へ。
意外と見ごたえがあって結構時間かけてじっくり見ました。
コスプレして写真撮ってる人たちがいたけど、なんかそういう場所?なんかの聖地?。
長崎のベタな観光地ではないけれど、良かったな~。
大浦天主堂
両サイドにお店がいっぱいある坂道を上った先に、大浦天主堂があります。
サクッと厳かに見学して、両親が一番行きたがっていたグラバー園へ。
グラバー園
レトロなカフェ「自由亭」で休憩。明治時代に建てられた西洋レストランを移築した建物だそう。
雰囲気も素敵だしコーヒーもおいしかった。
天気が良ければもっときれいなんだろうけど、かなり広い景観なので雨でもそれなりに良かったです。
ツアーガイドさんの話を盗み聞きしてたら、「〇〇のちょっと下あたりが福山雅治さんの実家です」って感じの説明してた。
一番有名な、旧グラバー邸。テレビでよく見るところ
建物の内部も見学できるようになってる。
敷地内に3つあるというハートの石。全部見つけました♡
帰路へ
時間があれば出島にも寄る予定だったけど、長崎到着が遅れたのとグラバー園をたっぷり楽しんだので全然時間なかった。
空港までは、もちろん電車。空港直通バスがあるけど電車です。
特急(諫早乗り換え)で大村駅まで行って、そこからはタクシーで空港に向かいます。
飛行機が大幅に遅れるのがわかって、セントレアに着くころにはお店が閉まってる時間。
長崎空港のレストランで長崎名物「トルコライス」を食べることにしました。大人のお子様ランチみたいな感じだね。
飛行機が遅れたおかげで、もう一つ長崎名物にありつけました~。
かかった費用
4人分で¥315,000くらいでした
※2016年旅行時の金額です
変なホテルに泊まりたかったのでHISで飛行機と宿泊とハウステンボスチケットがセットになったものを買いました。
HIS 175,200円(43,800円×4)
- 航空券(名古屋ー長崎)
- ホテル(変なホテル)
- ハウステンボスチケット散策チケット
タクシー 約7000円
- 長崎空港⇔大村駅 2,000円くらい×2
- 変なホテル~ハウステンボス駅 1,500円くらい
- 長崎駅~四海楼 800円
- グラバー園~長崎駅 800円
JR 3,490円×4人分
- 大村駅~ハウステンボス駅 650×4
- ハウステンボス駅~長崎駅 1,470×4
- 長崎駅~大村駅 1,370×4
- ロード・レーウ:8,280円(レモンステーキ)
- 吉翠亭:69,190円
- 四海楼:4,374円
- グラバー園喫茶店:2,360円
- 空港のトルコライス:4,920円
※すべて4人分の合計
- ハウステンボス差額:2,500円×4
(差額を払って1日パスポートに替えてもらえた) - 長崎孔子廟:600円×4
- 大浦天主堂:600円×4
コインロッカー、傘、おみやげ、自宅ー空港間の交通費、等
その他の旅の感想いろいろ
行ったところ
1日目 佐世保市:終日ハウステンボス
2日目 長崎市:四海楼でごはん→長崎孔子廟→大浦天主堂→大浦天主堂→グラバー園
- ハウステンボスは、テーマパークといってもディズニーランドやユニバーサルスタジオのようなアトラクション型の施設ではないです。もちろん体験型のちょっとしたものはあるけれど、どちらかというとのんびり見て歩くタイプのテーマパークのようですね。だから高齢の両親も楽しめました。行列もないし、混雑が嫌いな人には超おススメ。
- お客さんがあまりいなかったので、カートタクシーは「ひろう」には少なすぎて「呼ぶ」のが無難。
- ハウステンボスは広すぎてとても全部はまわり切れないので、ホームページを見ながら事前にルートを細かく決めてました。おかげで時間の無駄なしで結構たくさん回れたのがよかった。
- 長崎のタクシー運転手さんって、みなさんちょっとした観光ガイドしてくれるんですよ。だからタクシー移動中も楽しかったです。
- 歩いた歩数。1日目21,517歩、2日目15,324歩でした。
最後に・・・
この旅行料金は全部我が家で出すからと伝えてあったんだけど、旅の最後に「全然足らないかもしれないけど・・・」と封筒を渡されました。
「お祝いだからいらないよ」と断わると、母が
「こんなに良くしてもらって・・・うぅぅ」と感激して泣き出す始末。
「ずっと夢の中におるみたいや」
だって。
そんなに感動されちゃうとね、こっちももらい泣きさ。
旅行も楽しかったけれど、一番の感想は、
元気なうちに旅行に連れていけて良かった。