藤子不二雄漫画・アニメで育った世代としては一度は行ってみたかった、藤子・F・不二雄先生と藤子 不二雄Ⓐ先生が出会い、上京するまでを過ごした高岡。
いつか行って見たいと思っていたんですが、コロナがおとなしくなった間を見計らって、2年ぶりの旅行に高岡市とA先生のふるさと氷見市に行ってきました。
ふつうに観光してればメインどころの聖地巡礼もできちゃうんだけど、一応「まんが道」を読み返し、映画「少年時代」も見て、予習もバッチリ。
ドラえもん大好きな夫と二人、「まんが道」ゆる~く聖地巡礼も兼ねた、一泊二日、高岡&氷見の旅です。
※旅行日は2021年12月です
1日目は高岡観光
ドラえもんの散歩道
宿泊する『マンテンホテル』に荷物を預かってもらい、ホテルのすぐ横にある『ドラえもんの散歩道』で記念撮影。
もうー、さっそくカワイイんだもん。到着早々テンション上がるもんね。
らぁめん次元で富山ブラックラーメン
ホテルと同じ建物の1階にある『らぁめん次元』で富山ブラックラーメンを食べました。
注文したのは、「黒醤油ラーメン・750円」と「ご当地グルメセット(黒醤油ラーメン+高岡名物コロッケ+とろろ昆布おにぎり)1,100円」。
真っ黒なスープがしょっぱそうに見えますが、全然そんなことはない。
こしょうがきいていてとてもおいしかった。
壁にはたくさんサインが貼ってあって、テレビなどでも紹介される人気店のようですね。
コロッケは揚げたてで、おにぎりの中身はゆかりとごまを混ぜたものでした。半分こして食べました。
このとろろ昆布のおにぎりは、後にドハマリすることに。家庭で再現できる名物っていいね。
御車山会館(みくるまやまかいかん)
御車山会館では、ユネスコ無形文化遺産の「高岡御車山祭」で実際に使われている、「御車山」のひとつが展示されています。「御車山」は、国の重要有形・無形民俗文化財です。
高さ10mくらいの巨大な山車は、間近で見るととっても迫力がありましたよ~。
4か月ごとに入れ替えになるそうで(全部で7基)、私たちが行ったときは、てっぺんの飾り(鉾留と言うそうです)が釣り鐘の形の山車でした。
その他の展示物や映像も見ごたえがあるし、館内を説明してくださる方のお話もわかりやすくて良かったです。
山町筋(山町筋伝統的建造物群保存地区)を散策
次は、古い建物が残っている、とても雰囲気のいい通り『山町筋』を散策。
土蔵造りの町並み100年以上前に起きた大火がきっかけで、火事に強い土蔵造りの建物が建てられるようになったそうです。
旧富山銀行本店。数年前までは使われていたとか。ここに通勤してたなんてかっこいー。
こちらは旧菅野家住宅。コロナの影響で休館中でした。
中には食堂・カフェ・魚屋・工房などなど、めちゃっくちゃおっしゃれ~な空間が広がっていました。時間がなかったので建物を見ただけですが、ゆっくりのぞいてみたかったです。
高岡市土蔵造りのまち資料館(旧室崎家住宅)
菅野家住宅が休館中だったため、かわりに高岡市土蔵造りのまち資料館へ。
菅野家住宅と同じ通りの反対側、数分歩いたところにあります。
繊維問屋を営んでいた商家の建物で、現在は高岡市が資料館として運営しているそう。
建物の説明してくださる方がいて、興味深い話がたくさん聞けました。
特に入口から受付のあたりが非常に雰囲気があって素敵でした。写真撮ってなかった・・・。
このあと10分ほど歩いて高岡大仏のある大佛寺に向かいます。
高岡大仏
まんが道にもたびたび登場する高岡大仏、絶対はずせない高岡の観光地です。
とうとう高岡来ちゃったなぁ~、と実感しみじみ。
はい、ど~ん!
夜はライトアップされているそうですよ。
台座下にある回廊の参拝は18:00まで。
高岡古城公園
こちらもまんが道ファンにはおなじみの高岡古城公園。
まんが道に頻繁に登場する射水神社・ふたつ山・相撲場などは、この公園の敷地内にあります。
駐春橋 を通って公園内に入ります。
まんが道を読んでない人にはどうでもよくてもファンには欠かせない「すもう場」と、ふたつ山こと「卯辰山(うたつやま)」↓
まんが道にたびたび登場する射水神社。
公園敷地内にある動物園(入場無料)の敷地内にある絵筆塔。
154人の漫画家先生たちが描いた、河童の絵のレリーフが貼られています。
隅々まで見たい。
高岡市 藤子・F・不二雄 ふるさとギャラリー
高岡古城公園から徒歩5分くらいかな、『藤子・F・不二雄 ふるさとギャラリー』は高岡市美術館内にあります。
私が行ったときは、「時間旅行」がテーマの原画展が開催されていました。
どこでもドアの先がギャラリーで、撮影は禁止です。
子供が楽しめるようなものは少なめでしたが、藤子漫画・アニメで育った世代にはたまらない展示物がたくさん。
個人的に感動したのは、「手塚治虫からのはがき(ぐるぐるのやつ)」と「少太陽」の現物の展示があったこと。そう聞いて「おおーっ!!」と思った方は特に、絶対行くべきよん。
最後に自分たちのおみやげを買い、万葉線でホテルに戻ります。
買ったものはコチラで紹介しています。よかったら見てね。
万葉線、志貴野中学校前
万葉線の「ドラえもんトラム」には時間が合わず早々にあきらめました。
でも、ふるさとギャラリーの最寄り駅「志貴野中学校前」はドラえもん仕様ということなので、徒歩(10分くらい)で向かいます。
ここからホテルのある終点高岡駅へ。乗車時間は13分。
地元の方の話によると、現在はマスクをしたドラえもんトラムが走ってるそうですよ。
乗った車両はとてつもなく古く、レトロでなんとなく懐かしい感じ。これはこれで貴重な体験。
車内アナウンスが、「鬼滅の刃」の栗花落カナヲ役をされてる上田麗奈さんという声優さんでした。降りるときに知った。
もっとちゃんと聞いとけばよかったな。事前調べが足らんかったわい。
高岡駅到着
トラムを降りると、待合室の中に「ドラえもんポスト」があります。
このポストに投函すると、特別な消印が押されるそうです。
ま、私は、絵はがき買ったのに出し忘れましたけどね。
切手も用意してあったのに・・・。
ホテルにてしばし休憩
夫は同じ建物(ウイング・ウイング高岡)内にある中央図書館へ、藤子漫画読みに行きました。
『茶寮 和香』でディナー
晩御飯は、ミシュラン一つ星の和食『茶寮 和香(にこか)』さんへ。
古民家を改装した店内はなんとも素敵な空間。
夜は11,000円のコースのみで、お料理8品にデザートが付きます。要予約です。(2021年12月訪店時)
早速写真をいくつかご覧あれ
寒い時期だったので、一品目の温かい料理が冷えた体に染みます。
お刺身。カウンター席だったので、切るところから盛り付けまでくぎづけです。
ぶり大根。一般的な甘辛たれのものと違い、ぶり大根と名乗ってはいけないと思うほど別物で繊細。めちゃくちゃおいしかった。
目にも美味しい八寸。食べるのがもったいないほどきれい。
他にも天ぷらやお寿司など計8品、おいしくて美しい料理、最高でした。
カウンター越しのお話も楽しかったです。ごちそうさまでした。
〇他の方のレビューも見てみて→食べログ(茶寮和香のページ)
お腹いっぱいで幸せ。タクシーでホテルへ戻ったのは22時ごろでした。
1日目終了
「藤子不二雄」と「まんが道」と「おいしい食事」を堪能した1日目。
高岡も氷見も、何にもないかと思っていたんだけど(失礼!)、下調べしてると見どころが結構あるんですね。逆にどこを外そうか困ってしまいまして。
藤子不二雄だけじゃないんですよ。「ユネスコ無形文化遺産」に「重要文化財」に「国宝」だってある。全然知らなかった。
明日二日目は、A先生の生まれ故郷「氷見市」、そして高岡に戻って国宝『瑞龍寺』に行きます。