76歳の義母・夫・私の3人で神戸旅行をした際の記録です。
神戸まで一人で長距離移動する義母の負担を考え、ゆったりと2泊3日のスケジュールですが、神戸は観光できる場所が狭い範囲でかたまっているので1泊2日で十分だと感じました。
朝から移動できるなら日帰りでも楽しく過ごせると思いますよ。
高齢者とフリープランで旅行する場合の、観光ルートや予算の参考になればと思います。
日程
1日目
まずホテルにチェックイン(15時ごろ)ホテルの横が南京町(中華街)の入り口なので、さっそくぶらぶらしました。
南京町から徒歩で移動。大丸から始まり、三宮神社・十五番館・商船三井ビルなど。街並み自体も素敵。
近くに見えても歩くにはちょっと距離があるのでタクシーで移動。展望台へのエレベーターで視界が開けた瞬間テンション上がります。
味はあまり期待していなかったのですが、普通においしかったです。
窓際の席を予約しましたが、明るい室内がガラスに反射して夜景は見えづらかったのが残念。夜景はデッキに出て堪能しました。食事をしながら窓越しの景色を楽しむなら、ランチクルーズのほうがいいのかな。
あと、かなり振動があって乗り物酔いしやすい私は不安でしたが、大丈夫でした。
2日目
移動の途中にあったプラトン装飾美術館がすごくよかったです。見ごたえあります。うろこグループではないのでパスポートは使えません。入場料700円。
英国館では、シャーロックホームズのシーンがいたるところに再現してあり、ライトシャーロキアンの我々夫婦はすごく楽しめました。
とてもおいしかったです。行ったのは、「たちばな」さんプラザ店。軽いお昼ごはんとしてちょうどいい。
このあと喫茶店に入り少し休憩して、タクシーで移動
あの、ザビエルの絵が見れました!
ホテルに戻り、大丸でお土産を買ったら、晩ごはんまで休憩。
広東料理のお店です。15,000円のコースを予約。
最っっっ高!においしかった。「今まで食べた中華料理で一番好き」と言ってもいいほど。
料理以外では、スタッフもすばらしかった。料理や食材の説明も興味深く、皆さん愛想よくて感じがいい。会話も上手。ほろ酔いの義母もごきげんでした。
いつもサービス料ってなんやねん!?って考えるタイプなんですが(お通しとかも)、サービス料に納得したのは初めて。
とにかくすべてにおいて大満足でした。
3日目
敷地内に、朝ドラ「べっぴんさん」のロケで使われた旧ハッサム邸があります。
菊の展示が見事でした。
ホテルで預かってもらっていた荷物を受け取り、新神戸駅に向かいます。
神戸元町東急REIホテル
この旅で泊まった『神戸元町東急REIホテル』がなかなか良かったので、おすすめポイントを紹介します。
立地が最高
南京町の入り口の隣にあり、大丸もすぐそこ。時間が空けばすぐにお土産を買いに行けたりしてとても便利でした。
タクシーもすぐつかまる。だいたい南京町の入り口あたりに1台は止まっているし、大丸の入り口あたりにはタクシー乗り場があるので困らない。
コンビニもすぐ近く。南京町の入り口にファミリーマート、信号を渡ればセブンイレブンもあります。
今回は使いませんでしたが、元町駅徒歩3分とのことなので、電車移動も便利です。
中は、とてもきれい
フロント・食堂があるフロアも、客室フロアも室内もバスルームも、すべて清潔で居心地良かった。義母に「ここは新しいホテル?」と聞かれたくらい。
朝食
そんなに充実しているわけではないので、もし朝食も旅のイベントの一つと考えるタイプなら、少し物足りないかもしれません。私たちの場合は、ホテルの朝食はおでかけ前の腹ごしらえくらいの感じなので、十分すぎるくらいでした。
ヤマトの宅急便が送れます
段ボールも買えましたし、ガムテープも貸してくれました。
異人館の見学コースに注意
異人館のパスポートは買って失敗でした。最初に行ったうろこの家で、料金所のおばちゃんプッシュに流されよく考えずにパスポートを買いました。でもこれが失敗。
このパスポートは、このあたりの異人館全体のものではなく、うろこグループが所有する建物だけのパスポート。
当初行こうとしていた風見鶏の館・萌黄色の館はうろこグループではないうえにルートも逆方向。有名どころの建物に行ってないと気づいた時点で、すでに体力消耗していて今回は諦めました。
最初に行きたい場所をちゃんと決めてルートを確認しておいた方がいいと思います。
私たちが買ったパスポートで見れる建物は、
- うろこの家&展望ギャラリー
- 山手八番館
- 北野外国人倶楽部
- 坂の上の異人館
- 英国館
- 洋館長屋
- ベンの家
以上7館。これに北野外国人倶楽部でのドレスサービス(ドレスを着て写真が撮れる)が含まれます。
同じうろこグループでも、人気の『神戸トリックアート不思議な領事館』は含まれていないので、別に入場料が必要です。ちなみに入場待ちの行列ができていたので、私たちは入りませんでした。
もしもまた誰かをつれていくことがあるとしたら、その都度入場料を払って、
「萌黄の館→風見鶏の館→うろこの家→プラトン装飾美術館→英国館」というコースにするかな。
特にプラトン装飾美術館は、今回見た中で一番気に入ったのではずせないです。
以上が、行った後に思う私のおすすめコース。
その他、今回の旅の感想いろいろ
- 旧居留地は行く前は「建物見るだけでしょ」くらいに思っていたんですが、街自体が雰囲気があり素敵でした。震災後の復興でレトロ建築がまわりから浮かないようにしたんでしょうか。予想以上に良かったです。
- 観光のメインともいえる異人館周辺は、坂が急な所なので(車でも登るのが大変なほど)足腰に不安のある高齢者には厳しいと思います。建物の内部も2階建てが多く、昔の建物ですから階段も急でした。
- 明石焼きのお店って他の地域では全く見かけないのでおすすめ。名前は有名でもどんなものか「食べてみたら想像と違った」という食べ物の一つではないかと思います。
- ディナークルーズ受付後の待ち時間が長すぎて、ちょっと時間配分を失敗。ちょっとしたお土産スペースがあるだけで他に何もないので、港のほうで時間をつぶせばよかった。
- 生田神社の近くに、高級食パンの専門店『銀座 に志かわ』があり、店頭販売分があったので義母に買って持たせました。テレビでは見かけるものの都会にしかないお店ですから、いいお土産になったようです。
今回の神戸旅行にかかった費用
- 約8,000円(すべてタクシー)
- 神戸元町東急REIホテル:67,492円(ツインルーム×2部屋×2泊)
- ディナークルーズ:33,000円(11,000円×3、乗船料込)
- 明石焼き:1,860円(620円×3)
- 施家菜:62,315円
- 他カフェ食べ歩きなど:約5,000円
- 神戸ポートタワー:2,100円(700円×3)
- 異人館パスポート:9,000円(3,000円×3)
- プラトン装飾美術館:2,100円(700円×3)
- 神戸博物館:3,000円(1,000円×3)
- 相楽園:900円(300円×3)
最後に
SNS映えスポットやショッピングエリアも多い神戸ですが、高齢者の場合は有名な観光地のほうが喜びます。
日帰りであれば、
異人館→南京町→神戸ポートタワー→食事
といったルートで回るのが、時間が有効に使えるような気がします。
神戸は旅行前の予想より、町全体が小さくまとまっている印象でした。しっかりと計画を練っていれば、割とタイトなスケジュールを組んでも大丈夫かもしれませんね。
Bon Voyage!
※旅行内容は2019年11月のものです。