楽天モバイルは高齢者向けに使えるのか?契約してみて思ったこと

母と私のスマホの契約を楽天モバイルに変えようかと検討していて、まずは私だけ契約してみました。

ただ、つながりにくいという評判が気になっていたので、乗り換えではなく新規で契約しました。

高齢の母(当時80歳)のスマホ代が安くならないかと検討するために契約したので、シニア向けの契約を考えている方の参考になるよう意識して書いています

追記:サブ回線として利用している状態だったので、0円プランがなくなった時点で楽天モバイルは解約しました。記事の内容は現在(2023年12月)のものに書き換えていますのでぜひご覧ください。

楽天モバイルの特徴を簡単に説明

お得なワンプラン

楽天モバイルの契約プランは1種類しかありません。

『Rakuten 最強プラン』というのがそれで、料金体系がとてもシンプルです。

その料金ですが、毎月何ギガ使ったかで料金が変わります

最初からギガ数で契約するのではなく、使ったギガ数によって後払いみたいな方式

3ギガまで 980円(税込1,078円)
20ギガまで1,980円(税込2,178円)
20ギガ以上2,980円(税込3,278円)
無制限使い放題

「3ギガまで」「20ギガまで」と、ギガ数と料金だけ見ると他社と変わりませんが、

  • 使ったギガ数によって毎月料金が変わる
  • 20ギガ超えたら使い放題

というのは大きな特徴です。

「あまり使わなかった月は安く済む」上に、「どれだけ使っても税込3,278円を超えない」のはいいですよね。

注意

Rakuten最強プラン(データタイプ)」というのが2023年7月に登場しましたが、こちらはデータ通信のみのタイプです。初めてのスマホにはおススメできません。
楽天モバイルのサイトがわかりにくくて、私もいつのまにかデータタイプのページを読んでました…。

アプリ通話が無料

もう一つの特徴として『楽天LINK』 という電話アプリを使った通話が無料。

これはLINEの無料通話みたいな感じで、ネット回線を使った電話です。

ただLINEの無料通話と違うのは、相手が楽天モバイルの会員でなくても(どこにかけても)無料というところ。よく電話をかける人にはとてもおトク。

私が使った限りではLINEの無料通話と比べて格段に音質が良かったです。
ただし「LINEの方がまし」という意見もあるので、これは利用環境次第なんでしょうね。

楽天のサービスでいろいろお得

楽天モバイル契約者だけもらえるポイント

  • 楽天市場のお買いものが+4倍
  • キャリア決済で+2倍
  • 街での利用が+1倍(要エントリー)

2023年12月に楽天のポイント制度に大幅な改定があって、楽天モバイルを契約している人が優遇される制度になりました。

特にネットショッピングは楽天市場が多いっていう人にとっては、楽天モバイルに契約しているか否かでもらえるポイント数に差が出ますね。

各種コンテンツ無料特典

  • NBA Rakuten→追加料金0円
  • パ・リーグSpecial→追加料金0円
  • 楽天マガジン→初回90日無料
  • 楽天ミュージック→初回90日無料
  • YouTube Premium→初回3カ月無料

そのサービスに初めての申し込み、など条件があります

楽天マガジン・楽天ミュージックは、無料期間が終わった後も割引料金で利用できる、ってのもあります。

大まかな特徴はこんなところですが、詳細は楽天モバイルの特典のページで確認してください。

キャンペーンについて

楽天モバイルのキャンペーンはいっぱいあって紹介しきれないので、注意することだけ書いておきます。

せっかくのお得なキャンペーンが適用されないことがあるので気を付けてください。

キャンペーン適用条件で多いのが、

  • 「初めての申し込み」+「期限までに利用開始」+「期限までにRakutenLinkアプリで10秒以上の通話」で〇〇ポイント

特に3つ目の「楽天LINK(電話アプリ)を利用して10秒以上の通話」というのをうっかり忘れると、もらえるはずのポイントがもらえないことになるので注意です。

他にも同じような内容で、

といった感じのキャンペーンがあります。

このタイプのキャンペーンは、ポイントバックではなくクーポンで値引きの場合があるのでご注意。注文確定の際にクーポンを適用することを忘れないように。

他にもお得なキャンペーンがたくさんあるので、自分に合ったものを選ぶといいと思います。

使ってみて実際どうだったか

契約前に一番気になったのが「楽天モバイルはつながりにくい」って言われてることでした。

どうしてつながりにくいのか

プラチナバンド」って聞いたことありますか?

ビルの間・屋内・地下などでもつながりやすい周波数帯のことらしいんですが、これを大手3社が独占してて、新参者の楽天モバイルには割り当てがなかった

それで、楽天回線エリア外になる場所ではパートナー回線(au回線)でつながるようになっている(ローミングっていうそうだ)わけです。

つながりにくいと言われていた時期には、

  • 楽天基地局が多いエリアから順にauのローミングサービスが終了
  • そのせいで、楽天回線にもパートナー回線にもつながらないスポットができちゃった?

てなことが起こっていた様子。

実際、私が住んでいるエリアはauのローミングサービスが終了していたので、大きな建物の奥や地下などではつながりませんでした。

ただし、それも過去の話。楽天基地局はどんどん増えて、さらに『Rakuten 最強プラン』でローミングサービスも復活

国内の通信エリアはどこでも(パートナー回線につながっても)高速データ通信が使い放題になりました。

そしてさらに、

追記(2023年10月)

念願のプラチナバンドの割り当てが発表されました。2024年度中にサービス開始予定とのこと。

そうはいってもSNSでは評判悪い?

SNSで「楽天モバイル つながらない」といった検索をすると、たくさん出てきます。

でも、「docomo つながらない」「softbank つながらない」「au つながらない」で検索しても同じようにたくさん出てきます。

結局どこと契約しても、エリア・時間帯・混雑状況などでつながりにくい状況はできてしまうということだと思います。

今はどの携帯会社も回線変更が気軽にできるようになってきているので、一つの会社にしばられず自分の生活に合うものを探していけばいいんじゃないでしょうか。

ちなみに、楽天モバイルがつながる地下鉄の各路線の停車駅・駅間を見れば、自分の住むエリアの状況をチェックできます。前述したように、状況によって絶対つながるとは言い切れませんが・・・。

高齢者に楽天モバイルはどうか

以前の楽天モバイルのプランは、つながりにくいというのがネックになり、おススメとも言えないがダメとも言えない、と紹介していました。

『Rakuten 最強プラン』になって弱点が徐々に改善されている今では、おすすめと言えます。

こんな場合なら特にアリなんじゃないかと思っています。

  • 初めてスマホを契約するので、何ギガくらい通信料を使うのか予想がつかない
    あまりギガを使わないであろうお年寄りですが、たとえ予想に反してバンバン使ったとしても、税込3,278円以上になることはない上限が決まっているのは安心です。
  • RakutenLinkアプリの無料通話を使いたい
    自宅が安定して楽天モバイルが使えるエリアだったら、「通話かけ放題」のオプションなんていらないかもしれませんね。

端末について

以前の楽天モバイルは、端末代がポイントで戻ってくる「実質1円キャンペーン」ってのをずっとやってたんだけど、なくなっちゃいましたね。

契約時に端末同時購入でポイントがもらえるキャンペーンは、

いまだと『スマホトク得乗り換え!Android製品が最大12,000ポイント還元!』っていうのがあります。

「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」っていうのがセットのような書かれ方ですが、申し込みしなくてもOKだそうです。でも↓

「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」を利用した場合の金額のほうが目立つように書かれていることがあります
25か月後に端末を買い替えた場合この金額で済むという額です。そのつもりがない人は勘違いしないように注意してください。

それから上の方で書いた、キャンペーンの適用条件も忘れずに。コレ↓

  • 「初めての申し込み」+「期限までに利用開始」+「期限までにRakutenLinkアプリで10秒以上の通話」

高齢者に『AQUOS 』シリーズはおすすめできる

ホーム画面の「かんたんモード」がす~~~っごく見やすいです。

ソフトバンクの「シンプルスマホ」とそっくりです。シンプルスマホはAQUOSと同じシャープ製ですから、多分同じ画面なんでしょう。

あまりに見やすいので、私も実質1円キャンペーンで買った「AQUOS sense4 lite」は、かんたんモードで使ってました。

現在は母(83歳)が使っていますが、やはり簡単モードが見やすいと好評です。

同時購入できるAQUOSは(2023年12月現在)

AQUOS sense8」「AQUOS sense7」「AQUOS sense6s」「AQUOS wish3

AQUOS sense6sが値下げになってますよ。

契約について

遠方に住む親の代わりに申し込む場合、便利だなと思ったことです。

親本人のアカウントを作って申し込みをやってあげる、という意味です

本人確認が自宅でできる

「受け取り時に自宅で確認」というのが選べます。

申し込み時ではなく商品受け取り時に、配達員に写真付きの本人確認書類(免許証など)を見せて本人確認するというものです。

代理契約はやっていいものかどうか知りませんが、こんな制度があるってことは本人確認ができれば申し込み自体は代理でもOKってことですよね。

月額の利用料の支払いに銀行引き落としが使える

年配の方はクレジットカードを毛嫌いする人も多いですから、手数料は110円かかりますけど、銀行引き落としができるのはありがたいのではと思いました。

端末代の支払いには銀行引き落としは使えませんが、配達時の代引きが使えます(手数料は支払う金額による)

注意事項などは契約時に確認しながら進めてください。

SIMタイプについて

申込は案内の通りに進めば難しいことは何もなかったのですが、一点だけ知らないことがあったので書いておきます。

「SIMカード」か「eSIM」を選択しなければいけなかったのですが、ワタクシ当時「eSIM」というのを知らなかったんです。

抜き差しできるカードタイプとは違い、「eSIM」はスマホ本体に内蔵されるようなイメージですかね。

後々アドリブが利くと思ったので、私は「SIMカード」にしました

追記(2022年11月)

eSIMで契約していたスマホを機種変更したとき、電話でやりとりしなくてはならなくてちょっと面倒でした。
(楽天モバイルのeSIMの機種変更のやり方が見つからないんだが・・・)
一方SIMカードの場合は、自分で入れ替えてAPN設定するだけでいいので、私はこちらの方が簡単に思います。

ちなみに母(80歳)のスマホの契約はどうするか

実家はWi-fi使ってることもあって、母のスマホの使用ギガ数は出かけた時だけなので毎月1ギガ以下です。

実は今使っているLINEモバイルでは500メガまで0円のキャンペーン中で、急ぐ理由がないので様子見です。(全然出かけないので500メガすら使ってない。つまりずっと0円で使ってる。)

追記:0円プランが廃止になった時点で乗り換えはナシになりました。

まとめ

スマホが初めての高齢者向けには、上の方に書いたことと重複しますが、

  • 初めてスマホを契約するので、何ギガくらい通信料を使うのか予想がつかない
  • 電話をよく使うので、RakutenLinkの無料通話を使って電話代を浮かしたい

という場合には特におススメできるかと思います。

そして、乗り換えを考えているという場合でも、

  • 毎月20ギガ以上使うので「どれだけ使っても上限3,278円」は魅力
  • 楽天グループの利用が多いのでもらえるポイントが増えるのはうれしい

という方にはいいんじゃないか、というのが私の感想。

自宅での利用がメインの場合でもWifiを別に契約するよりお得になる場合もありますから、試してみる価値はあるかと。

長々と書いて参りましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。このブログが回線選びの参考になれば幸いです。

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