以前のわが家の非常用持ち出し袋は、避難所などに一時的に避難することを想定した一般的に用意しておいた方がいいと言われているものを中心に準備していたんだけど、
災害時の避難所っていうのは、一戸建ての住民や倒壊の恐れがある建物に住む人優先になっているらしいっす
そうなるとうちの場合、「耐震基準を満たしたマンション」だし「津波や土砂崩れの心配もない土地」で「大雨で水没する階でもない」。
避難所に行くよりは在宅非難の方が現実的ってことになります。
ぶっちゃけマンション住まいで非常用持ち出し袋いらないじゃん
って感じなんですが、とはいえ緊急に逃げ出さなければいけないときの準備だけはしておいた方がいいわけで。
それが起こるとしたらどんな時かと考えたら、
「火災」じゃない?
ってことになり内容を見直し。
- 「超緊急時」用持ち出し袋
- 「非常時」用持ち出し袋
の二段階で考えることにしました。二つの持ち出し袋の考え方としては、
超緊急時持ち出し袋:即逃げないと命に係わるような緊急時に持ちだす最低限のもの。火災を想定。
非常用持ち出し袋:一般的な非常用持ち出し袋。数日の避難を想定。
という感じです。
それでは、我が家で準備した二つの持ち出し袋の中身を紹介します。
『超緊急時』持ち出し袋の中身
火災を想定して、命を守ることが最優先の内容。
当座の現金とクレジットカード
着の身着のまま逃げ出したとしても、お金・カードがあれば食料も着るものも買えます。ホテルにだって泊まれる。
クレジットカードは実店舗では使っていないものがあれば、バッグに入れっぱなしでいいので管理が楽です。私はAmazonでしか使っていないAmazonカードを入れときました。
家族の連絡先+テレカ
スマホが使えないと電話番号もわからないようでは困ります。公衆電話を使うことになるのでテレカも必要。
写真付き身分証明書のコピー
マイナンバーカードのコピーを入れました。
家の鍵
予備の鍵を入れておく
たったこれだけです。片手でパッと手に取ってすぐに逃げられるし、玄関や下駄箱においても邪魔にならない。
一刻を争う事態に「すぐに持ち出せる」「身軽に避難できる」ことを最優先で考えたらこうなりました。
『非常用』持ち出し袋の中身
一般的な非常用持ち出し袋の内容で、一時的な避難で時間に多少余裕があるときを想定。
自分は定期的に管理ができないというタイプだとわかったので、「ほったらかしておいていいもの」「非常時にしか使わない物」だけを入れておくことにしました。
・旅行用歯磨きセット・携帯トイレ・保温ブランケットシート・トイレットペーパー・マスク・十徳ナイフ・レインコート・タオル・筆記用具・長期保存水・長期保存食
そしてイザ避難時には「超緊急時持ち出し袋」他、普段でも使っているものを加えます。
・財布・スマホ・モバイルバッテリー・ラジオ・エネループ・薬・消毒用エタノール・着替え・懐中電灯・追加の食料と水
(紙に書いて持ち出し袋に入れておくと、すぐに準備できます)
こっちは全部普段使っているものなので管理が楽、というか管理の必要もないものたち。
さいごに
持ち出し袋を作ってから5年くらいは、半年に一度の頻度で中身の見直しをしてたんです。
でも今回、賞味期限が1年前のウィダーインゼリーが2個、ウェットティッシュも半乾き、最後にチェックしたのいつだっけ?って状態でした。
備蓄に関してはローリングストックが習慣化したので意識しなくなったのですが、その反面持ち出し袋の管理がおろそかになってしまっていました。
自分の性格を考えるとこの先も、いざ必要な時に役に立たない状態になっている可能性のほうが高いです。なので、
- 「超緊急時の持ち出し袋」を玄関におき
- 「管理の必要がないもの」を通常の持ち出し袋入れて、
- 「いつも使っているもの」を避難時に加える
というやり方に変えました。
それでは以上、「耐震基準を満たしたマンション」に住み「津波や土砂崩れの心配もない土地」で「大雨で水没する階でもない」我が家で、ちゃんと管理できない私が準備する持ち出し袋でした。
自宅サバイバル用備蓄・2人暮らしのマンション住まい